ニューカッスル・ユナイテッド　NEWCASTLE UNITED HOWAY THE LADS!!

ニューカッスルvsサンラン　電車問題

■ニューカッスルのメトロがサンダーランドまで延長されると決まった時、運転手の皆さんが「スンラン(ジョーディの発音でサンダーランドはこう聞こえます)なんか、行きたくねえっつーの!!」という擬似ストライキが起きたというぐらいですので、まあ、このふたつの街の関係は推して知るべし。でも実際に知ると、「そりゃまっけむたちが怒るはずだ(大汗)」ってぐらい、行政側であるニューカッスルのイヤガラセは徹底しております。

[イヤガラセ・その1]
ニューカッスルからサンダーランド方面に行く電車は「サウス・ヒルトン行き」ですが、サンダーランドからニューカッスル方面に行く電車は「セント・ジェームズ行き」になります。ニューカッスル空港まで直通にすりゃいいものを、わざわざ、まったく用がない「セント・ジェームズ」行きにしてるあたりが絶妙のイヤガラセです。で、ニューカッスルからサンダーランド方面行きの終点サウス・ヒルトンですが、見事な田園地帯で牛とヒツジしかいない場所。こんなところに駅を作って何になる???と思いましたが、多分「サンダーランド行き」という電車を作りたくなかっただけでしょう(偏見邪推)。

[イヤガラセ・その２]
ＳＪＰの最寄り駅「セント・ジェームズ駅」は本当にスタジアムの真下で徒歩1分。セントラル・ステーションから歩いたって10分かからないぐらいだとゆーのに、贅沢なことをしております。しかも内装が凝りまくってて、ToonArmyの写真がデカデカとプリントされた壁・壁・壁、改札付近にはウチの歴史的名選手たちのポートレートが飾られているという、ちょっとしたNUFCミュージアム状態。
いっぽう、サンランのスタジアム・オブ・ライト駅は何の変哲もない無人駅。しかも建設計画書にはSoLではなく、ただの「スタジアム駅」と表記されていたという、手抜き状態。極めつけは、ここが最寄り駅ではなく、隣の駅から歩いたほうがスタジアムには近いという、無意味さ。これをイヤガラセといわずして、なんというのでしょう(南無)

[イヤガラセ・その３]
ニューカッスル・セントラル駅は、昔の香りを残しつつ、立派に改装されたキレイな駅です。北の交通の要所ということもあり、ハリー・ポッターでお馴染みのスコットランドとロンドンを結ぶグレート・ノースイースタン・レイルウェイ（ＧＮＥＲ)をはじめ、ローカル線も入り混じって、にぎやかです。
一方のサンダーランド駅……ここは防空壕ですか? という状態です。壁ぐらい塗りなおしてもいいと思うんですが、戦後60年、一切手を加えてませんというフンイキのまま。もしかして「世界遺産」なのかもしれません。これでＢＲ(国鉄)とメトロと兼用しているという駅。しかも聞けば、メトロを延長したためにＢＲの運行数が減ったということですので、便利になったというわけでもない様子(南無)

[イヤガラセ・その４]
純粋にイヤガラセとはいえないですが、前述の運転手ストライキを受けての妥協策だと思われるのが、ピーロウでの運転手交代(!)。メトロの駅で、サンランエリアぎりぎり手前に位置するのがピーロウなんですが、ここで運転手が交代するんですよー。それで停車時間が長かったりするんですが、ここもただの野原なんで、そんなに停車されてもーってカンジです。